園庭のあそび Asobi

「楽し〜い!」

季節の香りがいっぱいに溢れる園庭で思いっきり遊ばせるよりも、
お部屋の中でのワークブックを使った「おべんきょう」を重視し、 歓迎する傾向がありますが
子どもたちにとっての「園庭のあそび」は、
本当にムダな、意味のない時間に過ぎないのでしょうか?

大人にとっての遊びは、労働の対価を生み出さないと言う意味では
ムダな時間と言えるのかもしれませんが
脳細胞が最も活発に伸張する時期にあたる、1〜6歳位までの子どもたちにとって
園庭のあそびは、まさに、脳の活発な伸張を促すための
むしろ、有意義な「知育活動」に他なりません。

大脳生理学的に見て、2〜3歳の第一次成長期にある子どもたちの脳は、
細胞体が活発に樹状突起を伸ばし、別の細胞との間にシナプスと言う連絡部を構成しながら
網の目状に、縦横に広がって行くそうです。

脳細胞の広がりは、砂場あそびや、積み木あそびのような
繰り返しあそびの時に顕著になり
それは、「たのしい!」「もっとやりたい!」と言う、子ども自身の内から芽生える能動的な欲求
つまり、やる気や意欲が加わることによって、
さらに活発になって行くそうです。

砂場あそびは子どもたちの頭を良くする・・と言えば、極論に過ぎるかも知れませんが
脳細胞の活発な伸張を促してくれる「園庭のあそび」を
子どもたちから取り上げる理由はどこにも無いように思うのですが・・・、
如何でしょうか?

園庭のあそびは楽しい!

楽しいから・・・夢中になれる
楽しいから・・・いつまでも続けられる
楽しいから・・・もっと楽しいあそびはないかと考える、工夫する
一人であそぶより、沢山のお友だちと一緒にあそぶ方がもっと楽しいから・・・お友だちができる
お友だちとの関わり方を・・・身に付ける

集中力も、持続力も、考える力も、創造力も、お友だち関係も
み〜んな、「園庭のあそび」の中で培われています。

たくさん遊んで満ち足りた気分になれるから
お部屋の中での色々な活動にも、しっかり集中して取り組めるのです。
さらに、こころがま〜るくなって、いさかいやトラブルの無い
豊かな「子ども関係」も生まれます。

未就園児たちの砂場遊びに(夢中)の・・・この「姿」は
ワークブックに取り組む園児たちの、集中力に満ちた学びの「姿」に
つながって行きます。

人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ

ーロバート・フルガム(アメリカの哲学者)ー